2012年10月アーカイブ

 

歯並びが良い人が、必ずしも噛み合わせが良い人とは言い切れません。

人前に見えているのは主に前歯のみですが、全ての歯が噛み合わせに

重要な歯となってきます。この噛み合わせというのは、口の中だけではなく、

身体全体に大きな影響を及ぼします。

 

噛み合わせが良くないと顎に大きな負担がかかり、「顎関節症」     で最も多い原因の一つと言われています。

 よく噛めない状態で長年生活していて、気づかないうちに身体が  歪んでしまい、姿勢が悪くなってしまった人もいます。

胃腸にも負担がかかり、太りやすい体質になってしまうこともあります。

その他にも、長年抱えていた偏頭痛や腰痛など、まるで

噛み合わせとは関係なく感じる症状も、噛み合わせを治したことに

よって改善したという人が少なくありません。

 

火事場の馬鹿力と言われますが、その大きな力を入れるときに、人は

無意識に奥歯を噛み締めています。もし、噛み合わせが悪く、グッと力を

入れても奥歯が浮いていたりしっかり噛めていなければ、大きな力は

生めません。ボクシングなどでよく使われるマウスピースは、口の中の

怪我を防ぐだけではなく、噛み合わせをよくし、力を入りやすくし、

ダメージの軽減やパンチ力の増強になります。スポーツ界で王さんと

言えば、世界一のホームラン王ですが、王さんはバットを振るとき、

強く奥歯を噛んでいたものですから、そのせいで奥歯が磨り減って

しまったことは有名なお話です。

 

 

噛み合わせについては、疑問に思ったらすぐ歯医者さんに相談してください!

 

うれしいニュースがありました。

中学1年の虫歯の平均本数が1.40本まで減ったことが、文部科学省の学校保健調査で分かった。

1984年度の4.75本の3分の1程度まで減少している。

虫歯になったままの「未処理」の子供の割合も、幼小中高の各段階で過去最低だった。







子供の虫歯がここまで減少しているのは非常にうれしい話ですね。

『虫歯になったら治す』のではなく、『虫歯にならないようにする』という「予防」の意識が

高まってきた証拠だと思います。

学校検診で多くの子供を診るときでも、10年前に比べると減っているだろうなとは

思っていましたが、こうやって結果が出ると驚きますね。

(中学1年生の『永久歯』の虫歯の本数なので、まだまだ注意が必要ですけどね)



虫歯になったまま治療が完了していない子供も30年前に比べると激減しています。

ピークだった世代はちょうど「親の世代」ですから、子供にはこんな思いをさせたくない!と

思ってがんばっているのかもしれないですね。



家庭や学校、歯科医院での取り組みがあらわれた結果ですから、これからもさらにがんばって

取り組んでいってほしいですね♪



あとは『歯肉炎・歯周病』への意識がもう少し高まってくれるとうれしいのですが・・・

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こんにちわ、歯科医師の加藤です。

みなさまは歯のホワイトニングをご存知でしょうか?

歯のホワイトニングとは歯を白くすることですが、やり方としては歯科医院で行うホワイトニングや自宅で行うホワイトニングと大まかに分けて2種類の方法があります。なので患者さんのご都合に合わせて無理のないようにホワイトニングができるようになってきております。

ただし、ホワイトニングの効果には個人差があり、数回ですごく白くなる方や何回かやっても、そこまでの効果が得られない方もいます。さらに、この2種類のホワイトニングは細かなところに差異があるので、興味のある方はしっかりとご理解したうえで行うことをお勧めします。

分からないこと、相談などがありましたら、当歯科医院の衛生士がお答えしますのでパトリアデンタルクリニックにぜひお越しください。

今回の画像はホワイトニングを行う前と後の写真をのせております。ちなみに自宅でのホワイトニングです。